2022年9月7日水曜日

ご報告/Announcement

フォロワーの皆さまへ

私、HIROKOは、公式に病気療養のため2015年に無期限活動休止をお伝えしてから約7年が過ぎ、また、その間作品を制作することはないまま、先の9月1日に、ポップアップ作家転身15周年を迎えました。

改めて、現状をご報告します。
(4月20日の投稿と一部重複します)

ポップアップ制作については、これまでの道具を使用することすら叶わなくなったことから、先に申し上げたとおり、一切行っておりません。
この7年間、活動について、繰り返し自問自答をした結果、今後制作を行うことは、ほぼ無い(極めて0%に近い)という結論に達しました。

20年弱、約人生の半分をうつ病や他精神疾患を抱えております。作家転身当初は、うつ病に対する社会的認知度も低く、病状を隠して活動をしておりました。アーティストという夢を実現した喜びとは裏腹に、常に「生きるか死ぬか」の極限の精神状態の中で制作をしておりました。
治らない病気では無いと信じ、活動を続けておりましたが、消えることのないトラウマ、それによる精神状態の悪化、転換された身体症状等、活動する毎に現れるかの様に、いつしか、毎週、数日おきへと、病院へ通う状況となり、活動休止に至りました。

10代の頃、そして社会人となり再開した際も、負の感情を打ち消し、昇華するかのごとく、辛く苦しい時にこそ、寝る間も惜しんで、制作に没頭しておりました。

昇華しきれていなかったのでしょうか。
ただ、奥深くに押し込んでいただけなのでしょうか。

7年間という活動休止期間の中で、作家として、より深く作品(自身)と向き合う事、それが自身のトラウマの引き金となっていることに気付き、今、漸く受け止め、理解する事ができたように思います。

現在は、穏やかな生活を送っております。
道具は違えど、簡単な編み物や裁縫、工作等のものづくりを、楽しんでおります。
病状につきましては、全体的に改善傾向ではありますが、昨年末頃に、幼少期より長年、時期をおいては度々不調を生じていた股関節に損傷が見つかりました(MRI)。一時期は、座ること、横になることも、自由な姿勢をとることができず、ただ、激痛に耐え忍んでおりました。
外出時には痛み止めや杖の持参が欠かせませんが、9月現在、短時間であれば、杖をつかずに歩行ができるようになりました。
可能な限り自らの脚で歩けるよう、日々リハビリに励んでおります。

最後に、これまで見守り応援してくださった皆様に、改めて御礼を申し上げます。
展示可能な作品につきましては、機会があれば、作品が存続する限り、公開させていただきます。
ありがとうございました。
HIROKO
2022年9月



写真は、大好きな夫と共に、私を励まし、相談役であり、沢山のことを気付かせてくれる、そして命の恩人もある、私の大切な家族です。一人一人に各々に個性、人生があり、一緒に生きています。

2022年5月5日こどもの日

2022年4月20日水曜日

7年ぶりの展示のお知らせと近況について

 【展示のお知らせ】

ご無沙汰しております。HIROKOです。

この度、板橋区立いたばしボローニャ絵本館様のご厚意により、板橋区の作家として、『ハンドメイドポップアップの本』の紹介、及び、数点ではありますが、作品を展示する機会をいただきましたのでお知らせします。

7年ぶりの作品展示となります。

活動休止以来、その準備ですら困難なため、展示も休止しておりましたが、地元、板橋区だからこそ決断いたしました。

いたばしボローニャ絵本館は、板橋区立平和公園内、板橋区立中央図書館に併設されており、「世界約100か国、3万冊、70言語の絵本を所蔵している海外絵本の図書館」(絵本館サイトより引用)です。

緑に囲まれた伸び伸びとした環境に、広々とした新しい図書館、徒歩圏内には、区立教育科学館もあり、お出かけにおすすめです。

近くにお越しの際は、是非お立ち寄りください。


《展示期間・場所》

展示期間: 2022年4月24日(日)〜5月30日(月)(休館日: 5月2日(月)、5月9日(月))

場  所: 東京都板橋区常盤台四丁目3番1号(中央図書館併設)

https://m.facebook.com/itabashi.chuolib/

展示予定作品: 「roller coaster」、「樹/根」、「merry go round」、「ferris wheel」計4点


【HIROKOの近況について】

現在は、穏やかな生活を送っております。

病状等につきましては、改善がある一方、新たな病状が増えるなど、変わらず治療を行なっております。

最近は、幼少期より長年不調を抱えていた股関節に損傷が見つかり、自由な姿勢を取ることが困難となり、時折、杖をついております。出来る限り自らの脚で歩けるよう、毎日リハビリに励んでおります。

ポップアップ制作は、残念ながら、これまでの道具を使用することすら叶わなくなり、一切行っておりません。

しかしながら、道具は違えど、簡単な編み物や裁縫、工作等のものづくりを、可能な範囲で楽しんでおります。


最後に…今回、展示の機会をいただき、活動休止後、段ボールに入れ、押し入れに仕舞い込んでいた作品を7年ぶりに開けました。

作品は個人売買はしたくありませんでしたので、寄贈先を検討したりもしましたが、その体力と気力も無く、結局、押入れの中で、年月が経ってしまいました。それならばいっそ、多少の展示環境の難あれど、たくさんの方々にご覧いただき、経年劣化を経て、自身の人生と共に終えるというのも、作品にとって幸せではないか、と思うこの頃です。


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pop-up artist HIROKO
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